2009年 01月 31日
平成8年10月 田原凧保存会の 理事会にて 三河地方の 初凧の習俗を 調べ本を発行 したいと提案 古老を訪ね 取材を始めた 天明3年3月 (1783) 田原藩主 三宅家の 日記には 「年々凧が大きく 派手になって きたため たびたび 禁令が出た」と 記されている 当時、凧揚げが 男子出生と その子の 無事成長 家紋繁栄を願う 初凧行事として 相当盛んに 行われていた 様子が窺われる その後 明治・大正と 各地で盛んに 揚げられたが 昭和初期を境に 急速に廃れていった 田原凧の復活は 昭和22年 地元有力者の 息子の誕生を機に 再開された 昭和24年に 田原凧保存会を 設立 凧好きな男たちが 思い思いに集まり 初凧よりも けんか凧を 楽しんでいたという 昭和26年~28年には 子供の けんか凧合戦も 開催され 相当盛り上がって いました その凧切り会も 昭和37年を 最後に中断 50年有志が集まり 初凧とけんか凧を 中心とした 田原凧まつりが 開催されることとなった 取材は渥美半島から始まり いつの間にか 凧風に乗り 凧揚げに 不向きと思われる 山間地まで 取材の糸が伸び 結果 初凧祝いの習俗は 東三河一帯に 広がっていると同時に 隣接する遠州地方から 強く影響を 受けている事が わかりました 2年余の取材を 重ね やっと 平成11年3月 「これが田原凧だ! 三河地方の 初凧を訪ねて」が 発刊・・・・・・ 初凧展 片づけながら 10年前取材に 走り回った頃を 思い出していました
by takoaosu
| 2009-01-31 08:30
| 田原凧保存会
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